Mocha Pro 2025
進化し続けるVFX・クリーンアップツールの決定版
進化し続けるVFX・クリーンアップツールの決定版
革新的なAIツール Object BrushとMatte Assist、動的3Dオブジェクトのソルブ、改善されたデータエクスポート、向上したUXなどが追加された2025がリリースされました。2024年12月12日の時点で【Mocha Proアップグレード&サポートプラン】にご加入のお客様、有効期限内の1年ライセンスをご利用のお客様は最新のインストーラーと現在ご利用のライセンスでMocha Pro 2024をご利用いただくことができます。(2024.12.13)
Mocha Proアップグレード&サポートプランの期限が切れている場合、Mocha Proアップグレード&サポートプランを購入することでMocha Pro 2025をご利用いただけます。【Mocha Proアップグレード&サポートプラン】のご購入はこちら
Mocha Pro はアカデミー賞受賞歴のあるプラナートラッキングツールセットです。Mocha Pro は複雑になるセットの拡張、クリーンアップ、オブジェクトの削除などを行うビジュアルエフェクトアーティストに大幅な時間の節約をもたらします。映画、VFX、実写合成の制作現場で20年以上も重宝されているVFX・クリーンアップツールの決定版です。
Mocha Pro は、スタンドアロンアプリケーションとして、またはAdobe After EffectsやPremiere Pro、Avid Media Composer、Foundry Nukeなどのプラグインとしてご利用いただけます。
最新の2025バージョンでは、編集可能なスプラインを生成し、オブジェクトの分離を簡単に実現するObject Brushと、単一の入力からアニメーションベクターマットを自動生成するMatte Assistの2種類のAIツールが新搭載。また、動的3Dオブジェクトのソルブ、改善されたデータエクスポート、ユーザーエクスペリエンスの改善なども追加しました。
Mocha Pro はVFXアーティストがより短時間でハイエンドな結果を得られるようにするだけでなく、ビデオ編集者やカラーリストがエフェクトの分離や置き換えなど、VFXの日常的な作業のためのシンプルな新しいワークフローを提供します。
Mocha Pro 2025は、革新的なAIツールであるObject BrusとMatte Assistを導入しました。
Object Brushは、ワンクリックで編集可能なスプラインを生成し、オブジェクトの分離を簡単にします。このスプラインは、Mochaのツールを使用してフレーム間でトラッキング可能です。
Matte Assistは、Object Brushで作成されたものを含む単一の入力フレームからアニメーション化されたベクターベースのマットを自動的に生成します。この強力な組み合わせにより、Mochaのトラッキング、3Dシーンのソルブ、オブジェクト除去など、あらゆるタスクに迅速かつ正確なガーベージマスクを提供します。
Mocha Pro 2025は、3Dカメラソルブ機能がさらに向上しました。静的なシーンだけでなく、動的なオブジェクトもソルブ可能です。Mochaの平面トラッキング、PowerMeshトラッキング、または新しいAI駆動のMatte Assistツールからのシェイプデータを使用してオブジェクトを定義できます。複数のトラックを1つの動的オブジェクトにグループ化し、正確な3Dソルブを実現します。
オブジェクトの位置やスケールを単一のコントロールで調整でき、カメラの配置には影響を与えません。また、USD、Alembic、FBXなどの3Dデータ形式により、主要なVFXツールとの互換性が保証されます。After Effectsユーザーは、プラグインコントロールを通じて3Dソルブを直接インポートすることも可能です。
Mocha Proの統一されたエクスポートウィンドウは、トラッキングデータ、シェイプデータ、3Dデータのエクスポートを1つの直感的なインターフェースに統合し、ワークフローを簡素化します。ホストごとに整理されたプリセット、スマートフィルタリング、強力な検索ツール、お気に入りタグ付けにより、データエクスポートがより迅速かつ簡単に行えます。
Export Again (再エクスポート) 機能により、繰り返しの作業時間を短縮でき、PowerMesh用のUSD、Alembic、FBXなどの拡張された3Dフォーマットサポートは、ワークフローの可能性を広げます。さらに、Mocha Proプラグインユーザーは、3DカメラデータをAfter Effectsに直接エクスポートすることも可能です。
Mocha Pro 2025は、操作性を向上させる多数の改善を追加しました。例えば、ロトツール間を移動してスプラインポイントを調整する手間を省く新しいキーボードショートカットが含まれています。また、以前のインストールから設定を引き継ぎ、ワンクリックでMocha Pro 2025を現在の環境に合わせることができます。さらに、ソフトウェアはVFX Reference Platform 2023をサポートしており、最新の標準バックエンドにより、モダンなパイプラインにスムーズに統合できます。
3Dトラッキングとカメラソルバー
SynthEyesのコア3Dトラッキングアルゴリズムを統合し、カメラを自動で検出、分析し、驚異的な速度で解析することができます。Mochaの受賞歴のあるUIとプラナートラッキングテクノロジーで、シームレスな3D合成、アニメーション、モーショングラフィックス制作を実現します。
強化されたトラックとロトツール
新しいツールにより、適切なトラックを維持しながらフレームをスキップまたはステップオーバーするオプションを使用して、トラッキングとロトが簡単になります。リニアまたはコンスタントキーフレームを選択して、ストップモーションやその他の伝統アニメーションでのステップトラッキングを容易にします。
トラックが画面外に行ったり、別のオブジェクトの後ろに隠れたりする場合は、Extrapolate Trackを使用して、前のフレームに基づいてトラッキングを続けることができます。
パフォーマンスの向上
Mocha Pro 2024の速度と精度を大幅に向上させる重要な改善が行われました。
これには、インサートレンダリングの最適化(最大15倍高速化)、GPUトラッキング精度の向上、Pythonスクリプトパフォーマンスのアップグレードが含まれます。
新しいエクスポートと統合オプション
Mocha Pro 2024は、Universal Scene Description (USD) フォーマットのエクスポートをサポートし、Foundry Nuke、Autodesk Flame、Mayaなどの主要な3Dアプリケーションとのシームレスな統合を容易にします。
また、Adobe After Effectsのサポートも強化され、AEの3D機能を補完する3Dカメラとヌルの直接生成が可能になります。
プラナートラッキングは、すべてのMocha Proモジュールの中心であり、トラッキングやマスキング、オブジェクト除去、スタビライズなどを実現します。その使いやすさと信頼性は世界中のVFXアーティストから定評を得ています。
Mocha Proはスタンドアローン版として、またはお使いのホストアプリケーション対応のプラグインとしてご利用いただけます。
エクスポート機能も豊富に搭載し、トラッキングデータ、ロトシェイプ、レンズキャリブレーション、3Dデータなどを様々な形式でエクスポートすることができます。
PowerMesh は、ビジュアルエフェクトやロトスコーピングで強力なトラッキング処理を提供します。これによりワープした表面やオーガニックなオブジェクトをトラッキングすることができ、マッチムーブやデジタルメイクアップにおいて威力を発揮します。
PowerMesh はシンプルで使いやすく、オプティカルフロー技術に比べて高速です。
Mocha Proのマスキングワークフローはスプラインツールを利用し、シェイプ生成を高速化するだけでなく、手動のキーフレームを削減します。
エッジスナップを備えたマグネティックスプラインやエリアブラシは、描画スキルを必要とせず、細かなマスク作成を実現します。
パワーメッシュでは筋肉、肌、生地などの動くオブジェクトに対して非常に正確なトラッキングが行えます。
Mocha Proをプラグインとして利用する場合、ホストアプリケーションのメディアエンジンを利用し、高速かつ効率的なワークフローを提供します。日常的に利用する操作に慣れた編集ソフトおよびコンポジットソフトからMochaProを起動して利用します。
プラグインのサポート:
Adobe After Effects&Premiere Pro、Avid Media Composer、Autodesk Flame、Foundry NUKE、Blackmagic Design Fusion、Vegas Pro、HitFilm、SGO/Mistika、Silhouette
ワイヤー、リグ、トラッキングマーク、360度カメラなど、シーンに不必要なオブジェクトをMocha Proで簡単にリムーブすることができます。またはクリーンプレートを生成して時間を節約することもできます。
Mocha Proのリムーブモジュールは、従来のクローン技術に代わるオブジェクトのリムーブ技術です。 クリーンなフレームを自動検知して、ブレンドとピクセル調整を少ない手間で実現します。
Mega Plateは、移動するカメラフッテージからラスターよりも大きいシームレスなイメージを抽出して、拡張機能の設定、クリーンアップ、不要なオブジェクトの削除、フッテージの再配置などの高度なVFXタスクを実行します。このユニークなモジュールは、Mochaの最も強力なコアテクノロジーである平面トラックと時間フレーム解析を基にして構成された拡張フレームを作成します。
インサートモジュールは、ハメコミ合成や、モニタ/看板の差し替えなど行える機能です。メッシュワープツールで、ハメコミの位置だけでなく、奥行きや回転といった3Dオフセットも調整できます。
PowerMeshを搭載したインサートモジュールは、高品質なサブサンプリングとブレンドモードを提供し、合成のワークフローを改善します。
新しくデザインされたGrid Warpツールは、インサートするオブジェクトをはめ込む表面に合わせて変形することができ、より自然な合成を実現します。
またインサートはレンズモジュールと組み合わせることで、レンズの歪みに合わせたリアルなVFXコンポジットも行えます。
スタビライスモジュールを利用し、カメラの動きを固定したり動きのあるオブジェクトの動きを固定することができます。スラビライズしたトラッキングデータをエクスポートしたり、スタビライズしたクリップをエクスポートすることができます。
プラナートラッキングや新たに搭載されたPowerMeshを利用し、オブジェクトの動きを固定します。これによりワープした表面をフラットにし、ペイント修正が可能になりました。一般的な目的の場合、選択可能なアンカーフレームを備えたスムーズなオプションにより、元のカメラの動きを維持しながら高周波ジッターを軽減することができます。 トラッキングに基づき安定した映像を中央に揃え、拡大縮小やトリミングを可能にします。
レンズモジュールは、カメラレンズで起こるディストーション(歪み)を補正します。不必要なレンズの歪みを削除し、リアルな合成を実現します。レンスデータをエクスポートしたり、ディストーションマップを Nuke、Flame、Fusion などにエクスポートできます。
360/VRでは、シンプルな”歪み除去/歪み追加”ワークフローがエクイレクタングラーフッテージでのモノまたはステレオクリーンアップを簡単にします。
ステレオ3Dをネイティブサポートしています。プラナートラッキング解析を左右に適用し、手動でのオフセット設定、3Dロトスコーピング、トラッキング、3Dカメラ解析、オブジェクトリムーバルなどを行います
mocha Proは、トラッキングした複数のプラナー(平面)をベースに、3Dカメラを解析することができます。3Dテキストやキャラクターの配置、パーティクルのトラッキングなどに最適です。
データは、FBXをFlameまたはNukeでの使用にエクスポートしたり、AE 3D Track Import plug-inでAfter Effectsのコンポジションにペーストすることができます。
Mocha Pro には、Mocha VRに搭載されていたモノ/ステレオスコピック対応の360/VR機能がすべて収録しています。
Mocha Pro 2025 | Mocha in Continuum/Sapphire | Mocha AE / Mocha HitFilm / Mocha Vegas | |
Planar Tracking | 〇 | 〇 | 〇 |
Roto & Masking | 〇 | 〇 | 〇 |
PowerMesh & Mesh Warp Stabilization | 〇 | ||
Python Script Editor | 〇 | ||
AdjustTrack Module | 〇 | 〇 | 〇 |
AdjustTrack 2.0 | 〇 | ||
Alembic Export | 〇 | ||
Essentials Interface | 〇 | 〇 | 〇 |
Area Brush | 〇 | ||
Remove Module w/ Clean Plating | 〇 | ||
Mega Plate Module | 〇 | ||
Stabilization Module w/ Auto-Fill | 〇 | ||
Lens Module | 〇 | ||
Insert Module for Match Moves w/ Mesh Warper | 〇 | ||
3D Camera Solver | 〇 | 〇 (HitFilm Only) | |
360/VR | 〇 | ||
Stereoscopic 3D | 〇 | ||
Standalone Application Option | 〇 | ||
Integrated Plug-in Option | 〇 | 〇 | |
OpenColorIO | 〇 | ||
Floating License & BG Render Options | 〇 | 〇 | |
GPU Acceleration | 〇 | 〇 | 〇 |
GPU Accelerated Remove Module | 〇 | ||
Magnetic Spline & Freehand Spline Tools | 〇 | 〇 | |
Export track, roto & 3D data to wide range of hosts | 〇 | ||
macOS & Windows Support | 〇 | 〇 | 〇 |
Linux Support | 〇 | 〇 (Sapphire Only) | |
Magnetic Spline & Edge Snapping Roto Tools | 〇 | 〇 |
スタンドアローンのアプリケーションとプラグインとして動作するMocha Proは、トラッキングしたコンポジットやインサート、マスク、オブジェクト除去、スタビライズ、リオリエント(方向調整)およびレンズ補正をレンダリングすることができます。
また、Mocha Proはトラッキングやスプライン、3Dデータを様々なフォーマットでエクスポートすることができます。
Hosts and Formats | Mocha Pro 2025 | Mocha in Continuum/Sapphire |
Mocha AE / Mocha HitFilm / Mocha Vegas |
Adobe After Effects CC | Tracking, Splines, 3D(1), Lens(2) |
Tracking & Splines (Mocha AE only)
|
|
Adobe Premiere Pro CC | Splines | ||
Assimilate Scratch | Tracking | ||
Autodesk Flame Family | Tracking, Splines, 3D | ||
Autodesk Maya & 3DS Max | 3D | ||
Blackmagic Fusion | Tracking, Splines | ||
Boris FX Continuum | Tracking | ||
Foundry Nuke | Tracking, Splines, 3D | ||
HitFilm Pro | Tracking, Splines, 3D |
Tracking, Splines, 3D (HitFilm Pro only)
|
|
Maxon C4D | 3D | ||
Mocha Blend | Tracking & Splines | ||
SideFX Houdini | 3D | ||
Boris FX Silhouette | Splines (standalone Mocha only) | ||
Vegas Pro | Tracking & Splines | Tracking & Splines |
*1 = 無償プラグイン Mocha 3D Track Importer plug-in for After Effects が必要
(Mocha 3D Track Importer ダウンロード:Win / Mac)
*2 = 無償プラグイン Mocha Lens Importer plug-in for After Effects が必要
(Mocha Lens Importer ダウンロード:Win / Mac)
Mocha Pro & Silhouette 比較表
Mocha Pro | Silhouette | Bundle: Silhouette + Mocha Pro | |
Mocha Planar Tracking | 〇 | 〇 | 〇 |
Award Winning Paint Tools with AutoPaint including clone, blur, dodge & burn |
〇 | 〇 | |
Rotoscoping & Masking | 〇 | 〇 | 〇 |
Export Tracking and Roto Data | 〇 | 〇 | 〇 |
AdjustTrack Module | 〇 | 〇 | |
Speciality Roto Tools – Inverse Kinematics Weighted Keyframe, Adv. RotoOverlay, etc |
〇 | 〇 | |
Node Based Compositing | 〇 | 〇 | |
145 VFX nodes including color correction grain, glows & more |
〇 | 〇 | |
Keying & Matte extraction nodes | 〇 | 〇 | |
Morphing/Warping nodes | 〇 | 〇 | |
Support for OFX Plug-ins | 〇 | 〇 | |
Python Scripting | 〇 | 〇 | 〇 |
Lens Calibration Module | 〇 | 〇 | |
Stabilization Module | 〇 | 〇 | |
Object Remove Module and Mega Plates | 〇 | 〇 | |
Stereoscopic 3D | 〇 | 〇 | 〇 |
3D Camera Solver | 〇 | 〇 | |
360/VR workflow | 〇 | 〇 | |
OCIO Color Management | 〇 | 〇 | 〇 |
Multi-host plug-in option (Adobe, Avid, OFX) | 〇 | 〇 |
Mocha Pro 2025 スタンドアローン <Win>
Mocha Pro 2025 スタンドアローン <Mac>
Mocha Pro 2025 スタンドアローン <Linux>
※製品のインストーラーは、デモ版、正規版を兼用ています。トライアル版ライセンスを申請頂くと、14日間、正規版としてご利用頂けます。
※正規ライセンスの認証を行わない場合、Learning Edition版として製品の全機能をお試し頂けます。但し、Learning Edition版には以下の制限があります。
1. エクスポートが最大10フレームに制限
2. レンダリングに透かしが表示
3. Learning Edition版で保存したプロジェクトは、正規版(ライセンス認証済み)では開けません