Boris FX SynthEyes 2025.5
モーションキャプチャやCGキャラクターの実写合成、3Dセットの拡張などを実現するトラッキングソフトウェア
モーションキャプチャやCGキャラクターの実写合成、3Dセットの拡張などを実現するトラッキングソフトウェア
2025年7月17日にSynthEyes 2025.5がリリースされました。バージョン2025.5では、柔軟なレンズワークフローエクスポートや機械学習を用いて正確なモーションベクトルを生成するML Motion Estimation、メッシュとトラッカーの親子付け機能などが新搭載しました。
2025年7月17日時点で【SynthEyes アップグレード&サポートプラン】に加入ユーザー、有効期限内の1年ライセンスをご利用のお客様は 最新のインストーラーと現在ご利用のライセンスでSynthEyes 2025.5をご利用いただくことができます。
SynthEyes 2025.5は、モーションキャプチャやCGキャラクターの実写合成、3Dセットの拡張などを実現するスタンドアローンのトラッキングソフトウェアです。
カメラ、オブジェクト、ジオメトリ、プラナートラッキング、スタビライズ、モーションキャプチャーに特化したSynthEyesは、豊富な機能を搭載し、多数のアプリケーションにトラッキングデータのエクスポートが可能です。更に非常にリーズナブルな価格にて導入いただけます。
SynthEyesは、インサート、揺れの補正、バーチャルセット、オブジェクトリムーバル、ステレオスコピック制作、360°VR、建築プレビュー、事故再現、プロダクトプレイスメント、顔や体のキャプチャなど、様々な用途に使用できます。
2003年から開発されているSynthEyesは、世界中のVFXアーティストに愛用されています。
Flexible Lens Workflow Export機能は、従来の煩雑な歪み管理を解消し、予測可能で一貫性のある出力を可能にします。エクスポートごとに非破壊で映像の歪み補正または再歪み処理を適用できるため、プロジェクト自体はそのままに、余白・解像度・後工程との互換性まで柔軟に制御できます。
ML Motion Estimationは、機械学習を活用した新しいオートトラッキング機能です。フレームごとのピクセル単位の動き(モーションベクトル)を生成し、予測精度を高めることでトラッカーのズレを抑え、後処理の負担を軽減します。特にブレやオクルージョン、ノイズの多いショットでも安定したトラッキングを実現します。
Mesh-to-Tracker Parenting は、ジオメトリをソルブ済みのトラッカーにワンクリックでリンクできる新機能です。トラッキングやレンズ調整などプロジェクトが更新されても、オブジェクトの位置関係は常に保持されるため、手動での再配置や修正が不要になります。
Mask MLは、先進的な機械学習を活用して、手動でのロトスコーピング作業を大幅に削減します。直感的なオブジェクト選択により、Mask MLは複数のオブジェクトや複雑な形状に対して、正確でエッジを意識したマスクを瞬時に生成します。これにより、クリーンな2Dトラッキングと優れた3Dソルブを実現し、アーティストは創造的な作業に集中することができます。
Multi-Export は、SynthEyesのエクスポートプロセスを一元化し、複数のエクスポート設定を直感的なインターフェースで管理できる新機能です。設定の保存や柔軟なカスタマイズが可能で、さまざまなアプリケーション向けに複雑なエクスポート構成を素早くセットアップでき、プロジェクト全体で一貫した効率的なデータの出力を実現します。
SynthEyes 2025 の Workflow Presets Manager は、従来の環境設定システムに代わる新しい階層型プリセット構造を採用し、ワークフローをより効率的かつ柔軟に管理できるようになりました。Built-in、Facility、User、Scene の4つのレベルで整理され、プロジェクトのセットアップを迅速化しながら、高度なカスタマイズにも対応します。
SynthEyes 2025 では、アニメーション対応の事前構築されたヘッドメッシュを搭載し、俳優固有のヘッドスキャンが利用できない場合でも、クローズアップのヘッドトラッキングをスムーズに行えます。この多用途なツールにより、以下のメリットが得られます。
SynthEyes の新機能 Project Tag Manager により、ファイル管理の新しいアプローチが可能になりました。ダイナミックタグを活用することで、シーン、エクスポート、その他のアセットのフォルダパスを自動生成し、プロジェクトごとに統一された構造を維持できます。この強力なツールにより、手作業によるフォルダ管理の手間を削減し、ワークフローの効率を向上 させます。
SynthEyes は、高性能な自動トラッキング、3Dプラナートラッキング、AprilTags、クリーンアップおよびトラッカー追加ツールなどの高度トラッキング機能を備えています。
SynthEyesのトラッキングデータは、USD、FBX、OBJ、Alembicなどの豊富なフォーマットにエクスポートすることができます。
SynthEyes は、3D環境内でのシーン全体の位置、整列、サイズ調整を行う強力なツールを提供します。これにより、シーンのスケールと座標がワークフローと一致します。
SynthEyesには、解析中の歪み計算だけでなく、レンズグリッドからのレンズキャリブレーション用の幅広いツールも備わっています。Rectify Lens Grid は、特に複雑なレンズタイプでのモデル化されていないレンズ歪み補正に使用します。グリッド間隔とカメラからグリッドへの測定が可能であれば、傾きの検出と補正も行います。Lens Master Calibration システムは、リニア、逆リニア、アナモルフィックレンズ、および4種類のフィッシュアイレンズに対応しています。
動く部分をマルチレベルの階層でトラッキング、提供されたメッシュの直接トラッキング、または通常のトラッカーでトラッキングする、強力で柔軟な3Dトラッキングツールセットです。
SynthEyesは、通常の映像または360VR映像のスタビライズ機能を搭載します。3D解析によるスタビライズには、エクスポート用の物理的リグの作成も含まれます。
SynthEyes は、トラッキングから要素を分離して除外する使いやすいツールを備えています。
ViewShift は、複雑なオブジェクトリムーバル、分割されたテイクの統合、アニメーションされたテクスチャマップの生成などに使用します。
SynthEyes は、様々なメッシュおよび頂点キャッシュフォーマットの読み書きが可能で、業界標準の3D/コンポジットアプリケーションをサポートしています。
チャットスタイルで指示可能なSynthEyesのアシスタント、Synthiaで言語コントロールが可能です。Synthia、Sizzle、Pythonn スクリプティングを使用して頻繁なタスクを自動化できます。
SynthEyesのアップグレード&サポートプラン
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