【創造のシナプス】〜映像作品が生まれる現場の遍歴〜

【創造のシナプス】〜映像作品が生まれる現場の遍歴〜

日々生み出される映像作品 ────
これら作品の制作現場では、クリエイターの方一人ひとりの英知がぶつかり、せめぎ合い、融合し、やがて新しい一つの形として集積されていく様々な化学変化が起きています。

本企画は、ある映像作品に注目し、その作品を制作されたチームの方々に映像の制作過程を伺い、映像作品が誕生していく現場の遍歴として紹介します。

※本解説に使用、ご紹介するプラグイン、ホストアプリケーション、OS などのバージョンは、発表当時のものです。現在販売する製品の使用方法や動作とは異なる部分がありますのでご注意ください。

【創造のシナプス】ワンダリウム/ガンダム 編
今回注目する映像作品は、2015年、日本各所で上映されたワンダリウム制作によるガンダムの映像作品だ。
これらガンダム作品でも特出しているのは、その独特の上映スタイルである。
直径16メートル、6台のプロジェクターと13台のスピーカーが設置された半円形の特設巨大ドームスクリーン「DOME-G」での上映作品や、映像をビルの壁面に投影し、実物大のガンダム立像と連動させるショー「WALL-G」など、これら独特な上映スタイルのガンダム作品が、どのように作られていったのか、ワンダリウムを訪ねてみよう。
【創造のシナプス】DigitalClover (東京現像所・VFXチーム)/ライチ☆光クラブ 編
今回、注目する作品は、2016年2月公開の劇場映画「ライチ☆光クラブ」だ。
原作は、古屋兎丸 氏による漫画作品。その源泉は、1980年代に公演された東京グランギニョルの演劇「ライチ光クラブ」である。
この「ライチ☆光クラブ」のCG作成、映像合成のVFXを手がけたのが、DigitalClover (デジタルクローバー) だ。DigitalClover は、日本のフィルムラボの老舗、東京現像所のデジタルプロセスグループのユニット名。東京現像所のVFXチームである。
この「ライチ☆光クラブ」のVFXの世界を覗いてみよう。
【創造のシナプス】GROUNDRIDDIM × C (VJチーム) / MONS TOKYO WEEK・HIFANA 編
今回注目する映像制作は、VJ、ビデオジョッキー (Video Jockey)、ビジュアルジョッキー (Visual Jockey) の現場である。
登場頂く映像クリエイターは、DJ、HIFANA (ハイファナ) のVJを長年手掛けている GROUNDRIDDIM (グランドリディム) × C (シー) の VJチームだ。
このVJチームが生み出すライブの中で、特に注目する作品は、2015年10月、ベルギーのモンスという街で開催されたイベント「MONS TOKYO WEEK」オープニングパーティーでの HIFANA のステージである。
VJが生み出す映像の魅力、面白さに迫ってみる。
【創造のシナプス】テトラ/彼岸島 デラックス 編

今回は、閉ざされた孤島を舞台に吸血鬼と人間の壮絶な闘いが描かれる松本光司原作のサバイバルホラー漫画「彼岸島」─── 2010年「彼岸島」(ワーナー・ブラザーズ)、2013年「彼岸島」(MBS・TBS) に続き、2016年、実写化公開された映画「彼岸島 デラックス」に注目する。

このクリチャーの映像化を手掛けた株式会社テトラは、柱とするVFX制作にとどまらず、企画の立ち上げから作品作りの様々なプロセスを牽引している。
クリチャー誕生の軌跡を中心に、テトラが創り出すVFXの世界、映像制作に掛ける想いに迫る。