世界観を創る!プラグイン活用術 【佐藤隆之氏による After Effects プラグイン解説】
映画「オブリビオン」「G.I.ジョー バック2リベンジ」などのタイトルシークエンスをデザインし、リードアニメーターを務めたモーショングラフィックス・VFXアーティスト、佐藤隆之氏は、自身がイメージする映像の世界を、どのように創り上げているのだろうか?
本解説は、佐藤氏が手掛けた作品の一つ「The Moment of Beauty」を紐解き、そのクオリティを創り出す制作方法に迫る。
佐藤氏が作品を組み立てていく思考法と、それを実際に作り上げるプラグインなどツールの活用術を覗いてみよう ───。
※本解説に使用、ご紹介するプラグイン、ホストアプリケーション、OS などのバージョンは、発表当時のものです。現在販売する製品の使用方法や動作とは異なる部分がありますのでご注意ください。
アーティストは
どのように映像の世界観を
創り上げるのか?
どのように映像の世界観を
創り上げるのか?
初回となる第一章は、作品と世界観を創るフローについて紹介する。
佐藤氏たちは最終的に動く映像を作るため、そのデザインは時間軸に沿って展開される。そこで注目する作業行程が、“スタイルフレーム”である。
アニメーターは、このデザインされたスタイルフレームに沿ってアニメーションを行うことになる。ではその”スタイルフレーム”とは何であろう?
佐藤氏たちは最終的に動く映像を作るため、そのデザインは時間軸に沿って展開される。そこで注目する作業行程が、“スタイルフレーム”である。
アニメーターは、このデザインされたスタイルフレームに沿ってアニメーションを行うことになる。ではその”スタイルフレーム”とは何であろう?
佐藤氏が創る繊細な世界観は
プラグインでどう作られるのか?
佐藤氏の Particular 活用法に迫る
プラグインでどう作られるのか?
佐藤氏の Particular 活用法に迫る
第二章では、その繊細な世界観を構築する上で大きな要となるツール、パーティクル生成プラグインの【Trapcode Particular】に注目する。
この Particular は、作品の全編に渡り多用されているが、解説から、その一つ一つのパーティクルオブジェクトは、比較的シンプルな複数の Particular のアニメーションを堅実に組み合わせて作られていることが判る。
佐藤氏のパーティクルの繊細な表現に迫る。
この Particular は、作品の全編に渡り多用されているが、解説から、その一つ一つのパーティクルオブジェクトは、比較的シンプルな複数の Particular のアニメーションを堅実に組み合わせて作られていることが判る。
佐藤氏のパーティクルの繊細な表現に迫る。
光あれ ───!
アーティストが新しい世界を創り出す
世界を彩る光と面
アーティストが新しい世界を創り出す
世界を彩る光と面
第三章で注目するのは、繊細な作品の世界観をより美しく飾る光、そして面、2つのオブジェクトだ。
この光は、Video Copilot 社のレンズフレア作成プラグイン【Optical Flares】が。水面のような面は、ポリゴンメッシュの3Dシェイプを作成するプラグイン【Trapcode Mir】を使って生成されている。
この光は、Video Copilot 社のレンズフレア作成プラグイン【Optical Flares】が。水面のような面は、ポリゴンメッシュの3Dシェイプを作成するプラグイン【Trapcode Mir】を使って生成されている。
空想オブジェクトの制作
及びカラーグレーディングによる
最終的世界観の決定方法
及びカラーグレーディングによる
最終的世界観の決定方法
本四章で紹介するプラグインは、After Effects で幾何学的な3Dオブジェクトを生成するプラグイン【Plexus】。そしてカラーグレーディング プラグインの【Magic Bullet Looks】だ。
Magic Bullet Looks のセクションでは、佐藤氏が普段どのように Looks を活用し、カラーグレーディングによって世界観を決めていくのか、その思考方法など紐解く。
Magic Bullet Looks のセクションでは、佐藤氏が普段どのように Looks を活用し、カラーグレーディングによって世界観を決めていくのか、その思考方法など紐解く。