Silhouette 2025
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新しいAIツールが追加！業界屈指のロトスコープ&ペイントツールを搭載したVFXツール
Silhouette 2025 リリース
2025年5月29日にSilhouette 2025がリリースされました。2025年5月29日時点で【Silhouette アップグレード&サポートプラン】に加入ユーザー、有効期限内の期間限定ライセンスをご利用のお客様は、最新のインストーラーと現在ご利用のライセンスでSilhouette 2025をご利用いただくことができます。
【Silhouette アップグレード&サポートプラン】のご購入はこちら
【Silhouette 1年ライセンス】の更新について
すでに1年ライセンスをお持ちで、お使いのライセンスを更新される場合は、本ページより「Silhouette 1年ライセンス 更新」をご購入ください。ご注文の際には、お持ちの1年ライセンスをお知らせください。
製品概要
アカデミー賞とエミー賞を受賞したVFXツール
Silhouetteは、GPUによって高速化された最高クラスの合成アプリケーションで、映画やビジュアルエフェクトチーム向けに業界で最も堅牢なノンディストラクティブペイント及びロトツールを提供します。2005年の登場以来、Silhouetteは 「アバター」 、「ブラックパンサー」、「アベンジャーズ:エンドゲーム」など、ハリウッド最大級の映画で使用され、注目を集めました。
Silhouette 2025のリリースでは3Dトラッキングやポイントクラウドを活用し、スタビライズ、ペイント、コンポジットを可能にする3D Scene ノード、髪の毛、毛皮、羽毛などの細かいマット調整を簡単にするMatte Refine ML、ワンクリックで深度マップを作成できるDepth Map MLなどが新たに追加しました。
20周年を迎えたSilhouetteは、3DとAI駆動の新たなワークフローにより、ペイント&ロトスコーピングを再発明します。
Silhouette 2025 新機能
- 3D Scene ノード：3Dトラッキングやポイントクラウドを活用し、スタビライズ、ペイント、コンポジットが可能に。
- Matte Refine ML：髪の毛、毛皮、羽毛などの細かいマット調整もAIで簡単に。
- Depth Map ML：ワンクリックで深度マップを作成し、ぼかしやカラー補正のコントロールが自在に。
- PowerMesh ワープ：ペイントされたキーフレームやフレーム間で、自然なモーフィング（変形）を実現。
- Compound ノード：複数のノードを1つにまとめてカスタマイズ可能。他ユーザーとの共有にも対応。
- Unproject / Reproject ノード：動きのあるショットでも、自由にペイントやコンポジットが可能。
- Frame Fixer ML：フラッシュやアーティファクト、フレーム欠損をAIで自動修復。
- VFX & コンポジットノードの拡張：Sapphire、Mocha Pro、Particle Illusionノードがさらに強化。
3D Scene
3D Sceneノードを使えば、AlembicやFBX形式のシーンを直接読み込んで、ペイントやロト作業の下準備を劇的に効率化できます。正確性も大幅に向上し、プロフェッショナルな仕上がりを実現します。読み込んだ3Dシーンでは、以下のような操作が可能です。
- 3Dトラックを選択し、平面にソルブ
- カードを3D空間に配置して、トランスフォームノードでインサート、マッチムーブ、スタビライズを実行
- 画像をアンプロジェクト → ペイントや合成 → 再プロジェクト
- ペイントストロークをカードにあわせて変形
- カードをレイヤーに変換し、Rotoで使用
- Viewer上で、カードを使った直接的なアンプロジェクトとスタビライズ
- 3Dトラッカーを2Dポイントトラッカーに変換
Matte Refine ML
Matte Refine MLは、ハードマットから自然なエッジを自動生成するAIツールです。半透明なディテールも自然に表現し、髪の毛・羽・毛皮・不規則な境界線などの処理がこれまでになく簡単になります。
*プロ向けヒント：
まずはMatte Assist MLでアニメーション付きのハードマットを瞬時に生成し、その後Matte Refine MLでエッジを自然に仕上げるのが効果的です。
Depth Map ML
Depth Map MLは、AIを活用してシーン内の各要素の相対的な距離を自動的に解析し、高品質なグレースケールの深度マップを瞬時に作成します。2種類のAIモデルから選択でき、結果を細かく調整できるマットコントロールも内蔵されています。
- Depthノード内で他の要素と連携して使用
- 深度に応じたブラー処理やカラー補正
- 特定の深度レベルに基づいたマットの作成
PowerMesh Morph
PowerMesh Morphは、歪みのない元映像上で直接ペイントできる機能です。変形の激しいオーガニックな対象でも、スピーディかつ高精度にレタッチが可能になります。
- Mocha ProのサブプレーナーPowerMeshトラッキングを活用し、フレーム間で自然なモーフ変形を実現
- Mocha ProのデータアウトプットとPowerMesh Morphのデータインプットを接続することで、生成されたメッシュに基づいてペイントしたキーフレーム間を自然に補間・変形
Compound Nodes
Compound Nodesを使えば、複数のノードを1つの複合ノードに統合し、パラメーターをグループ化した状態で扱えます。他のユーザーとの共有も簡単です。
- ノードや入出力ポートの追加・削除・リネームが可能
- 不要なパラメーターを非表示にして整理
- 指定したノードグループに公開して再利用しやすく
- 外部ファイルとして保存し、他のシステムでも再利用可能
Unproject / Reproject
Unproject / Reproject ノードは、3D Sceneノードから取得したモーションをアンプロジェクション(投影解除)することで、**シーケンスをスタビライズします。
このワークフローにより、アーティストは動きのない固定状態の映像上で安心してペイントやコンポジット作業が可能になります。作業が完了したら、元の動きを簡単に復元することができます。
安定した作業環境で、より精度の高い仕上がりを実現します。
Frame Fixer ML
AIの力で、写真のフラッシュ、アーティファクト、ドロップフレーム、さらには演技の差し替えまで自動で修復。Frame Fixer MLは、機械学習を活用してこれらの処理をスピーディかつインテリジェントに自動化します。不具合のある最初のフレームを指定し、影響を受けたフレーム数を入力するだけで、残りはAIが処理してくれます。
- オリジナルのフッテージにも、ペイント済みのキーフレームにも使用可能
- Paintノードをメイン入力とData入力に接続することで、ペイントされたキーフレーム間のモーフィングも作成可能
Sapphire、Mocha Pro、Particle Illusion ノードがアップデート
Boris FXの姉妹製品と連携する各ノードが最新バージョンに対応。エフェクト追加や合成作業がさらに強化されました。
- Sapphire：VHS Damageやシネマ風レンズフレア、厳選された新プリセットでビジュアル表現がさらに進化
- Mocha Pro：2つの新しいAIツールにより、マスク作成やトラッキング作業が高速化。複雑なショットにも対応する3Dカメラソルブの強化や、データエクスポートの簡素化も実現
- Particle Illusion：新しいワークフローにより、美しい3Dパーティクルアニメーションをよりスムーズに作成。アニメーションのリピート機能やグラデーション／スプライトのコピペ機能なども搭載
Silhouette 2024.5 新機能
- Mask ML Node：機械学習によるオブジェクトセグメンテーションでワンクリックでマットを生成。
- Motion Blur Node：Optical Flow MLモデルを利用して、リアルなモーションブラーを素早く追加。
- Roto > Markup Tool：追跡可能なストロークと接続されたアノテーションでロトのQAを効率化。
- UIの改善：ノードのハイライト、進行状況バー、レスポンシブUI & スライダーが改善。
- モジュールのアップグレード：EXR v3.1とOpenColorIO v2.2がアップグレード。
- トラッキング & エフェクトのアップデート：Mocha ProとParticle Illusionのバージョンがアップデート。
手軽なマット作成
ガベージマスクや一時的なコンプの作成にかかる時間を大幅に節約できます。新しいMask ML NodeとMatte Assist MLを組み合わせて、数秒で正確なアニメーションマットを作成するためのティップスをご案内します。
モーションブラーの重要性
シームレスな合成には、正確なモーションブラーが必要です。Optical Flow MLのモデルを利用した新しいモーションブラーノードを使って、タイムラプスやリタイムショットでリアルな結果を生成し、モーションブラーを一致させる方法を学びましょう。
ロトレビューをより素早く
新しいマークアップツールでロトアーティストやスーパーバイザーを満足させましょう。ショットに直接詳細なメモを残して、チームとしてより効果的にコラボレーションする方法を紹介します。
主な機能
プロフェッショナルなロトツール
B-スプライン、ベジェ、X-スプライン、またはマグネティックフリーハンドシェイプを使用して洗練されたマスクを作成します。ポイントごとのエッジの柔軟性調整やマグネティックシェイプ再構成など、使いやすいツールが、迅速に精緻なアニメーションを作成するのを助けます。
- 特殊シェイプ編集ツール：マグネティックスプライン、ポイントグループ、重み付けキーフレーム、ブラシベースの再形成、形状分割、ポイントの集中と分散
- 統合トラッキング：ポイント、プラナー、Mochaプラナートラッキング
- IK (逆運動学)：腕や関節がある生物のアニメーション
- リアルなモーションブラーでマットをレンダリング
- Cryptomatteを含む業界標準のシェイプフォーマットへのエクスポート
- ステレオスコピック3Dワークフロー
- チームでの作業やコラボレーション向けに設計され、レビュー/承認ノート機能を備えています
高速で信頼性の高いAutoPaint
Silhouetteの32bitフロートラスターベースのペイントおよびトラッキングシステムは、独自の非破壊的なAutoPaintレコーディングシステムを備え、高解像度、カラーマネージメントされたVFXパイプラインの要件を満たします。
- ペイントツール：圧力感知のカスタマイズ可能なブラシとプリセット (クローン、グレイン、リペア、ドラッグなどを含む)
- チャンネル＆ディテール分離：個々のRGBAチャンネルにペイントするか、分離されたディテールとカラーのビューで作業し、高度なコントロールを実現
- 高度なクローン機能：高度なオフセットとワーピング、オニオンスキン、および表示ビューにより、整列、パッチ、および不要なピクセルの除去のワークフローを簡素化
- 強力なトラッキングオプション：ネイティブポイント、プラナートラッキング、およびMochaオプション
- ワープされた表面ペイントワークフロー：Mocha ProとPowerMeshWarpノードを使用
ノードベースのコンポジティング
Silhouetteのコアは、映画レベルの結果を提供する強力なジェスチャーノードベースのエフェクトツリーです。
400以上の特殊ノードが、Color、Composite、Diffusion、Filter、Film Lab、Image、Key、Light、Particle Illusion、Sapphire、Special Effects、Time、Tints、Transform、Warp、OFXグループに分類され、画像のすべての詳細を制御できます。
- トラッキングとスプラインのデータポートおよびノードアクション
- OCIO v2カラーマネージドワークフロー
- デュアルモニターセットアップ用のカスタマイズ可能なワークスペース
- 4ウェイカラーホイールとプリセットによる精密なカラグレ
- 独自のマット生成
- 合成のエッジをカラーコレクトまたはぼかすエッジツール
- 縮小、拡大、ぼかし、ラップ機能を使用したマット操作
マルチホストプラグイン
Silhouetteは、After Effects、Premiere Pro、Nuke、Fusion、Resolve、Flameなどの標準VFXアプリケーションからプラグインとして起動できます。
Silhouetteマルチホストプラグインは、Silhouetteスタンドアロンアプリケーションライセンスに含まれています。または、マルチホストプラグイン単品として別途購入することも可能です。
ワーピング＆モーフィング
デジタルリタッチ、画像変形、さらには話す動物など、最高レベルの芸術的コントロールとレンダリング品質を実現します。
- シェイプまたはピンオプション：見えないタッチアップ、微妙な顔の誇張、劇的なトランジションを作成します。
- ミュージックビデオ＆エフェクトショット：ユニークなシェイプ間のモーフィングトランジションは、レイヤーごとにタイミングを合わせ、インタラクティブプレビューで素早く柔軟に対応します。世界的に有名なミュージックビデオで使用されています。
- ビューティーワーク：Pin Warpは、ユーザー定義の画像エリアを作成し、他の部分には手を加えません。微妙な整形から、腕や脚の完全な再配置まで実現します。
キーイング＆マット生成
細かい髪の毛のディテール、煙、反射を含む最も難しいキーイングとマット生成の課題に対処するための独自のマット抽出技術を使用します。
- Primatte：GPU加速アルゴリズムを使用したキーイング業界標準で、3つの多面体に基づいています。3Dプレビュー表示で視覚化できます
- zMatteキーイング：複数のマット作成、ライトラッピング、エッジ修正、スピル抑制、マット操作を特徴としています
- Power Matte：独自のインタラクティブワークフローにより、通常はキーイングできないショットで前景と背景のシェイプ選択子を使用して、半透明オブジェクトに対して非常にリアルで正確な結果を生成します
強力なトラッキングツール
ペイント、ロト、ワープ、スタビライゼーション作業を迅速化するために、業界最高のトラッキングツールにアクセスします。
- ポイントトラッキング、ネイティブプラナートラッカー、受賞歴のあるMocha Proノードから選択可能
- Surfaceツール、データポート、ノードアクションを使用して、MochaとSilhouetteノード間のシームレスなワークフローを作成
- 事前処理フィルター（ぼかし、シャープ、コントラスト、ガンマ、ノイズ除去、フリッカー除去）で問題のある画像のトラック精度を向上
- トラッキングデータに平均化、スムージング、マージなどの後処理フィルターを適用
Sapphire、Particle Illusion、Continuum
Boris FXの姉妹製品のコンポジティングとエフェクトプラグインでクリエイティビティを強化します。
- Sapphire：UltraGlow、UltraZap、Lens Flare、Shakeなど、業界最高のエフェクトを提供します
- Particle Illusion：流体力学を駆使して、雪、煙、火などの2D/3Dアニメーションシミュレーションを追加します
- Continuum：Atmospheric Glow、Magic Sharp、Beauty Studio、Light Leaks、Video Glitch、Film Glow、多くのブラーフィルターなどのノードを提供します
Mocha Proノード
Silhouetteには受賞歴のあるMocha Proのプラナートラッキングが含まれています。
- GPUアクセラレーションでのオブジェクト除去
- SynthEyesによる3Dトラッキング
- PowerMeshワープサーフェストラッキング
- AdjustTrackを使用したインサート合成
- 受賞歴のあるステレオ360/VRツール
SilhouetteとMocha Proの比較
| Mocha Pro Plugin | Silhouette Plugin | Mocha Pro Standalone | Silhouette Standalone | ||
| macOS/Win/Linux対応のスタンドアローン版 | – | – | 〇 | 〇 | |
| Mocha Pro プラナートラッキング インターフェイス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 3Dトラッキング | 〇 | – | 〇 | – | |
| Media Composer & VEGAS Pro 対応 | 〇 | – | – | – | |
| Premiere Pro 対応 | 〇 | 〇 | – | – | |
| ノードベースのカラーコレクション&イメージ処理フィルタ | – | 〇 | – | 〇 | |
| AutoPaint、detail separationなどのアドバンスペイントツール | – | 〇 | – | 〇 | |
| Mocha node for Silhouette | – | 〇 | – | 〇 | |
| Sapphire effect nodes for Silhouette | – | – | – | 〇 | |
| Continuum and Particle Illusion node for Silhouette | – | – | – | 〇 (mac & winのみ) |
チュートリアル
Keying with Primatte and Boris FX Silhouette [Workflow Tutorial Pt. 1]
Compositing with Primatte and Boris FX Silhouette [Workflow Tutorial Pt. 2]
Silhouette Essentials Comp - 01A Starting Out - Creating a Project
Silhouette Essentials Comp - 01B Navigating the UI
Silhouette Essentials Comp - 01C Node Structure and Anatomy
Silhouette Essentials Comp - 02A Roto Basics - Shot Prep
Silhouette Essentials Comp - 02B Creating Roto Splines
Silhouette Essentials Comp - 02C Organizing Shapes and Layers
Silhouette Essentials Comp - 03A Motion Tracking and Point Tracker
Silhouette Essentials Comp - 03B Silhouette Planar Tracker
Silhouette Essentials Comp - 04A Combining Roto and Track Data
Silhouette Essentials Comp - 04B Rotoscoping Organic Shapes
Silhouette Essentials Comp - 04C Subtracting Shapes and Layers
Silhouette Essentials Comp - 05A PowerMesh and Mocha Pro
動作環境
- OS
- macOS: 12.0以降
- Windows: 10 & 11 64bit
- Linux: Red Hat Enterprise Linux/Centos 7-9, a compatible Linux distribution such as Rocky Linux, or Ubuntu
*machine learning nodesを利用する場合macOS 12.0以降を推奨
- ハードウェア
- Intel x64 プロセッサー (Sandy Bridge 以降)
- Apple Silicon
- 16GB以上のRAM
- ハイスピードディスクアレイ/SSD
- 1GB以上のストレージ空き容量
- グラフィックカード
- NVIDIA RTX 6000 Ada Generation以降
- AMD Radeon PRO series以降
- OpenGL 2.1 capable graphics card
- OpenCL 1.1 capable graphic card
- 4GB以上のVRAM
ダウンロード
- デモ&正規版ダウンロード
【Boris Silhouette 2025】Win Standalone, Adobe & OFX デモ&正規版
【Boris Silhouette 2025】Mac Standalone, Adobe & OFX デモ&正規版
【Boris Silhouette 2025】Linux Standalone & OFX デモ&正規版製品のインストーラーはデモ版と正規版、旧バージョンからのアップデータを兼用しています。正規ライセンスの認証を行わない場合、デモ版（画面に×印が表示されます）として製品の全機能をお試し頂けます。
- インストール方法
製品情報
- 製品：Silhouette 2025
- 製品名ヨミ：シルエット 2025
- 開発：Boris FX
- 販売形態：ダウンロード製品
- マニュアル：Silhouette ユーザーガイド(英語)