ZBrush 2022
3DCG業界をリードするデジタルスカルプトソフトウェア
3DCG業界をリードするデジタルスカルプトソフトウェア
ZBrushはデジタル彫刻ソフトウェアの業界水準となっています。ZBrushの機能はカスタムブラシを作成することを可能とし、形状、テクスチャ、色をバーチャルな粘土にリアルタイムの環境ですぐさま反映することができます。ZBrushを利用することで、映画スタジオ、ゲーム開発者、玩具、収集品メーカー、ジュエリーデザイナー、自動車デザイナー、イラストレーターや、様々な世界中のアーティストと同様のツールを活用することができます。
ZBrushはアーティストによって作られた、アーティスト向けのツールです。
ZBrushは映画業界とVFX業界における非常に強いインパクトが有名となっており、それにより、アカデミー科学技術賞を受賞しています。ZBrushのインパクトは、ゲーム業界におけるトリプルA級タイトルのビジュアルクオリティにも見られます。各スタジオは次のレベルのクリエイティビティと、不可能と思われているものの境界線を追い求めており、ZBrushはこれらの永遠の探求に対する答えです。
他にも、ZBrushはイラストレーション業界(リアル調か、芸術的かを問わず)、3Dスキャンや、複雑なフィギュアの作成、3Dプリントの編集にも強い影響を与えています。
ZBrush 2022 新機能の詳細はPixologic キーノートプレゼンテーションをご覧ください。
ZBrush Artist – Nelson Tai
複数の形状生成ツールにより、通常のモデリングツールでかかる時間に比べわずかな時間で、あなたの想像力を3Dモデルの形として起こすことができます。ラフな形状からディテールの彫り込みを行うことができる形状に一気に作成を行うことができ、有機的な造形から、無機物的な造形なコンセプト — あるいは、それらのハイブリッド、両方の特徴を活かしたデザインまで幅広く作成を行うことができます。
ZBrush Artist :: Pablo Munoz
下記機能はラフなコンセプトやベースメッシュ作成の際に利用する代表的な機能です
ZBrush Artist :: Hossein Diba
ZBrushにより開拓された強力なサブディビジョンシステムにより、すぐさまモデルの解像度の変更を行うことができます。これにより、低い解像度にて大まかなプロポーションの変更を行いながら、高い解像度レベルに戻り肌の細かな毛穴の彫り込みを行うことができます。このシステムの最も強力なところは、これらの解像度のレベルを自由に好きなタイミングで行き来することができる点です。
専用のブラシからパラメトリック変形まで幅広いツールを使い、お好きなタイミングでモデルの変形を行うことができます。これにより、非常に高い自由度で作品の追求を行うことができ、今まで行ってきた作業に”束縛される”と感じることなく、作業を行うことができます。
ZBrush Artist ::
3Dレイヤーシステムを用いて非破壊な方法で、編集を行ってみましょう。モデルのポーズからディテールの強さまで、レイヤー機能により、気が変わり次第それらの変更をアートワークに加えられます。
また、複数のモデル(サブツール)で作業を行うこともできます。各サブツールはそれぞれの設定、ディテールの品質、レイヤーを保持することができ、より自由度の高い創作を行うことができます。
ZBrushに含まれている様々なツールはパラメトリックや、非破壊ワークフローに対応しており、例えば、3Dメッシュの表面上や、数値に従ってを複製を行うことができます。その上に一部操作を自由なタイミングでスタックすることもでき、リアルタイムに数値内容を変更し、確認することができます。
ZBrushは気が変わり次第、細かな修正から非常に大きな変更まで、あなたのアーティスティックな想像に従って自由に変更を加えることができます。
ZBrush Artist :: Marco Plouffe
ZBrushは各パーツ(サブツール)ごとに1億ポリゴンまで細分化を行うことができ、これにより、アルファ(グレースケールな画像)や、3D形状を利用して、非常にリアルな傷や、肌の毛穴、シワやハードサーフェスな、リベットや傷跡などを作成することができます。ZBrushはモデルを非常にリアルにできるという点が他のソフトウエアとの違いです。
ZBrush Artist :: Piotr Rusnarczyk
ZBrushでのモデルでは、テクスチャマップが持つピクセル数よりも多くのポリゴン数を保持できることから、ZBrushではポリペイントで3Dモデルへのペイントを行えます。これにより、テクスチャマップの割り当てを行うことなく、各頂点ごとにペイントを行え、あとからUV展開も行えます。ZBrushの豊富なブラシシステムとスポットライトテクスチャ投影のシステムにより、ペイントは容易に行えます。また、ペイントと彫刻を同時に行うこともでき、色と完全にマッチした表面のディテールの作成も行えます。
このワークフローの強みは、モデルのベースメッシュが確定する前であっても、フォトリアルな色とディテールを塗り、彫り込むことができる点です。
もちろん、通常の2D編集ソフトのPhotoshopなどを使いたい場合には、ZBrushは、モデルのリアルタイムで投影を行う用途でのペイントや、3Dテクスチャのリアルタイムペイントなど、対応している画像編集ソフトに応じて可能となります。
ZBrush Artist :: Tristan Schane
完成した作品を誰かに見せたい時や、単純に作業の進捗を見せたい時に、ZBrushに標準搭載されたレンダリングシステムを利用し、美しい画像の作成が行えます。単一クリックにて、複数のポストプロセスが可能なフィルタへレンダーを加工することもできます。これらは、画像のシャープ化、セルスタイルのシェーディングや、ノンフォトリアリスティックな見た目の作成を行え–これらはすべてたった数回のクリックにて行えます。書き出しは一つの画像に複数のチャンネル(アルファや影等)を保持することや、単純なアニメーションのターンテーブルとしても書き出せます。
他の選択肢として、ZBrushはLuxion社のKeyshotとリンクすることができ、自然光や、物理的に正しいマテリアル設定などを利用したレンダリングを行えます。
ZBrush Artist ::
ZBrushはスタンドアローンなアプリケーションであるため、起動するために、他のアプリケーションを必要としません。ですが、重要な点として、プロダクションパイプラインとして、他のソフトウエアとの連携を行う必要があります。GoZのおかげで、単一クリックを行うことにより、モデルと、テクスチャを対応のアプリケーションにすぐさま送ることができます。GoZは他のアプリケーション側でも対となるボタンの作成を行い、アプリケーションに相互でデータの行き来を可能とします!
もちろん、すべてのプログラムがGoZに対応しているわけではありません。そのため、ZBrushでは、OBJ、FBX、STL、VRML等、幅広い3Dファイルのフォーマットに対応しています。
ZBrushはただのソフトウエアではありません。ZBrushは3Dソフトウエアで最大のアーティストを抱えるコミュティです。ZBrushCentral.com(英語)または、ZBrushCentral.jp(日本語)に参加を行い、3Dアーティスト最大のコミュニティの一員になりましょう。他のアーティストの作品や新しいテクニックを発見し、そしてインスピレーションを見つけ、あなたの作品の投稿も行えます。
Pixologicは、コミュニティイベントの主催も行っており、年に一度ロサンゼルスで開催されている国際的なZBrushSummitがあります。日本では同様にZBrushMergeというセミナーと交流イベントの開催を行っております。多くの場合、巨大イベントは生配信が行われており、どこにいても参加を行うことができます。
Facebookグループでのやり取りや、Youtubeへのコメント、Twitterでのディスカッションなどを行うこともできます。他から学び、あなたの知識を分かち合い、デジタルスカルプトのアートを広めていきましょう。
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
ダイナメッシュ | ○ | ○ |
Zスフィア | ○ | ○ |
マネキン | ○ | ○ |
プリミティブ | ○ | ○ |
メッシュ抜き出し | ○ | ○ |
ZeeZoo | ○ | ○ |
Mesh from Mask | 基本 | 高度 |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
1メッシュ毎の最大ポリゴン数 | 2千万 | 1億 |
マルチ解像度メッシュ編集 (サブディビジョンサーフェススカルプト) | ○ | ○ |
インサートマルチメッシュ | ○ | ○ |
ブラシの数 | 40 | 300以上 |
複数メッシュサポート (サブツール) | ○ | ○ |
サーフェスノイズ | ○ | ○ |
ダイナメッシュによるブーリアン型操作 | ○ | ○ |
ライブブーリアン | x | ○ |
3D サーフェース効果 クレイポリッシュ | ○ | ○ |
参考画像サポート | ○ | ○ |
Sculptris Pro | ○ | ○ |
SnakeHookBrush | ○ | ○ |
CurveAlphaブラシ | x | ○ |
ThickSkin | ○ | ○ |
コントラスト変形 | ○ | ○ |
穴埋め | ○ | ○ |
Zリメッシャー | 基本 | 高度 |
ダイナミックサブディビジョン | 基本 | 高度 |
MicroPoly | 基本 | 高度 |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
2D と 2.5D ペイント、描画ツール | x | ○ |
ドキュメント解像度 | スクリーンサイズ | 8K以上 |
機能 | ZBrushCore | ZBrush |
3Dペイント能力 (ポリペイント) | 基本 | 高度 |
テクスチャマップ サポート | x | ○ |
プロジェクションペイント (スポットライト) | x | ○ |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
BPR | 基本 | 高度 |
ZBrush to KeyShot Bridge サポート | ○ | ○ |
レンダーパス | x | ○ |
マテリアル編集 / インポート | x | ○ |
リアルタイムアンビエントオクルージョン | ○ | ○ |
レイトレーシングアンビエントオクルージョン | x | ○ |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
エクスポート | OBJ, MA, STL, VRML,x3D | OBJ, MA, STL, VRML, FBX, PLY,DAE,ABC,3MF,x3D |
インポート | OBJ, MA, STL, MESH, MESHB, SC | OBJ, MA, STL, FBX, PLY, DAE, ABC, 3MF, MESH, MESHB, SC1 |
主要3Dアプリケーションへのブリッジ機能 (GoZ) | x | ○ |
3Dプリントのための書き出し設定 | ○ | ○ |
iMage3D | ○ | ○ |
SculptrisでZBrushCoreMiniで | ○ | ○ |
ZBrushCoreMiniで作成したモデルを開けるか | ○ | ○ |
ZBrushCoreで作成したモデルを開けるか | ○ | ○ |
ZBrushで作成したモデルを開けるか | x | ○ |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
Windows対応 / MacOS対応 | ○ | ○ |
64-bit アーキテクチャー | ○ | ○ |
アクティベートできるマシン数 | 2 | 2 |
CPU ベース – 特別なグラフィックスカード必要なし | ○ | ○ |
グラフィックスタブレットサポート | ○ | ○ |
3Dスタートアップモデルライブラリー | ○ | ○ |
言語ローカライズ* | ○ | ○ |
サブツールフォルダー | ○ | ○ |
カメラビュー | ○ | ○ |
リアルタイムシルエット表示 | ○ | ○ |
ユニバーサルカメラ | ○ | ○ |
機能 | ZBrushCore (販売終了) |
ZBrush |
ギズモ3Dデフォーマ | 13 | 27 |
ギズモ 3D プリミティブ | ○ | ○ |
シャドーボックス | x | ○ |
Zスケッチ | x | ○ |
Zモデラー | x | ○ |
高度なブラシ / ストロークカスタマイズ | x | ○ |
ユーザー製ブラシ* | x | ○ |
3Dレイヤー | x | ○ |
HD ジオメトリサポート | x | ○ |
ファイバー生成 (ファイバーメッシュ) | x | ○ |
高度な複製、インスタンスツール (アレイメッシュ,ナノメッシュ,マイクロメッシュ) |
x | ○ |
マスキング 能力 | 基本 | 高度 |
ポリグループ 能力 | 基本 | 高度 |
クリース | x | ○ |
エッジループ | x | ○ |
メッシュ投影 | x | ○ |
モデルの高度なスプリット/結合 | x | ○ |
UVマッピング | x | ○ |
サブサーフェススキャッタリング | x | ○ |
環境マップ | x | ○ |
ライトキャップ | x | ○ |
BPRフィルター | x | ○ |
プラグインを使用した高度な3Dファイル書き出し | ○ | ○ |
メッシュ最適化 (デシメーションマスター)** | 基本 | 高度 |
スクリプト / プラグイン / マクロ | x | ○ |
3Dプリント用のモデルの中空化 | ○ | ○ |
ダイナミクス(物理演算) | x | ○ |
Clothブラシ | x | ○ |
*: ZBrushはZBrushCoreで作られたブラシを読みことができますが、ZBrushCoreはZBrushで作られたブラシを読み込むことができません。
**: ZBrushCore 2018に追加された機能削減版のデシメーションマスターは5つのポリゴン数を指定できるプリセットが使用可能です。 (ポリゴン数は2万、3万5000、 7万5000、15万 または 25万から選べます)