Dehancer Pro
60種類以上のフィルムプロファイル、プリントフィルム、フィルムグレイン、フィルムダメージやオーバースキャンなどを備えた、究極のフィルムエミュレーションツール
60種類以上のフィルムプロファイル、プリントフィルム、フィルムグレイン、フィルムダメージやオーバースキャンなどを備えた、究極のフィルムエミュレーションツール
Dehancer Proは、60種類以上のフィルムエミュレーションツールを搭載した After Effects、Premiere Pro、DaVinci Resolve、Final Cut Pro、Photoshop 対応のプラグインです。
フィルムプロファイル、プリントフィルム、フィルムグレイン、ハレーション、ブルーム、フィルムダメージ、オーバースキャン、LUTジェネレーター、カメラプロファイル、そして高度なカラーパイプラインを備えた、究極のフィルムエミュレーションツールです。
弊社取り扱いのDehancer Proのライセンスは1年ライセンスで、Small studios、Medium studios、Large Studios 、Enterpriseバージョンを販売しております。各バージョンにより利用可能なマシン台数が異なり、1台分のライセンス販売価格も異なります。
購入可能な最小ライセンス数は、Small studiosバージョンの5台からとなります。
販売価格につきましてはお問い合わせベースにてお見積りいたしますので、ご希望のバージョンと利用マシン台数をお知らせください。>購入前のお問い合わせ
Dehancerは、アナログフィルム特有の質感や特性を忠実に再現します。Kodak Vision3、Kodak Portra 400、Cinestill 800、Ilford HP5 Plus、Kodak Eastman 5222、さらにはKodachrome 64といった有名なカラー/モノクロフィルムを使用して、映画のようなルックを簡単に実現できます。
プリントはアナログ映画制作における最終工程です。Dehancerは2種類の映画用プリントフィルムを提供しており、それぞれに独自のキャラクターがあり、創造性を広げるツールとして活用できます。
カラーネガフィルムは、Kodak Endura Glossy ペーパーに自然な色合いで光学プリントされます。白黒ネガフィルムは、気品あるウォームトーンを持つ Slavich Bromportrait ペーパーに再現されます。
Dehancerのフィルムグレインは一線を画します。単にスキャンして重ねているのではなく、独自のアルゴリズムにより、色と明るさのディテールに基づいて微細な粒子で画像を再構築します。
このフィルムエミュレーション効果は、光源やハイライト、コントラストの強いエッジ部分に現れる赤〜オレンジのハローとして視認されます。また、ハレーションは肌の色をより鮮やかで魅力的に見せる効果もあります。
明るい被写体のまわりに生じる柔らかなグローやミスト効果は、ヴィンテージな印象を演出する要素のひとつで、従来は光学フィルターや特殊レンズ、小型フォーマットのフィルムによって再現されてきました。
Film Breath効果とは、フレームごとに露出・コントラスト・色味がわずかに変化する現象で、アナログフィルム特有の「フィルムらしさ」を感じさせる重要な要素です。Gate Weaveは、カメラ・プロジェクター・映像変換デバイスなどでフィルムがゲートを通過する際に生じる機械的な揺れを指します。デジタル映像にアナログの“ゆらぎ”を与える目的で、意図的に再現されることもあります。
実際のフィルムメディアに近い”質感”を再現するには、リアルなフィルム特有のアーティファクトが重要です。DehancerのFilm Damage機能は、ダスト、髪の毛や繊維、ラッチの3つの要素で構成されています。
Overscanとは、パーフォレーションやフィルムゲート、フレーム間のスペース、隣接するフレームなどが映り込む、フィルム本来の余白部分を指します。Dehancerでは、このオーバースキャン領域を実際のフィルムスキャンから忠実に再現し、各要素を細かくコントロールすることが可能です。
Film Developer(フィルム現像モジュール)は 特定のショットやカメラ素材に最適化された処理を行いたいときに便利です。現像の標準化や効率化にも活用できます。
フィルムのようなハイライトの圧縮感を再現し 編集時の表現の幅を広げましょう。このツールはクリップされた領域を復元するものではありませんが、アナログフィルムらしい質感を保ちながら、ハイライト部分のディテールを保護・強調するのに非常に効果的です。
減法CMYカラーヘッドは 写真引き伸ばし機やRGBプリンタライトで使用されるカラー補正フィルターと同様に機能します。Dehancerでは これらのフィルターの実際の物理値を基にして正確に再現しています。
ビネットは一般的にはレンズの欠陥と見なされがちですが、画面に奥行きを与え、視線を誘導するための優れた表現手法でもあります。Dehancerのビネット機能は、フィルムらしい露出補正を適用し、自然で有機的な仕上がりを実現します。
False Colors は、輝度レベルを色で分けて表示し、露出の確認を視覚的に行えるツールです。クリッピングや露出の過不足を簡単に把握できるため、スキントーンの調整やカットごとの露出合わせに便利です。Clipping Indication は、シャドウ領域の最低露出値とハイライト領域の最大露出値を明確に可視化し、適正露出を直感的に確認できます。
Dehancerは、Filmic Pro LogやApple ProRes Logなどのモバイルフォーマットを含む、数十種類の一般的なビデオカメラやドローンに対応しています。
リアルタイムグレーディングや撮影現場でのプレビュー用途として、グレーディング結果をLUTファイルとして書き出すのが便利な場合があります。Dehancerプラグインで適用したカラーとコントラストのすべての設定は、LUTに反映されます。
LUT Generator は、Small(17×17×17)とNormal(33×33×33)の品質オプションを提供しています。ワークフローや用途に応じて、最適な精度でLUTを書き出すことが可能です。
Film Grain、Halation、Bloom、Film Damage、Film Breath、Gate Weaveなどの各ツールには、異なるフィルムフォーマットの特徴的な質感を再現するためのツールプロファイルが用意されています。
Dehancer Pro OFXでは、豊富なカラーパイプラインとガンマ規格に対応しており、プロフェッショナル向けの高度なカラーグレーディングを可能にします。
ACES (Academy Color Encoding System) :
プロダクションパイプラインとしてサポートされており、より滑らかな色と階調表現を実現します。
DaVinci WG / Intermediate (DaVinci YRGB Color Managed) :
広色域ソースを最大限に活かし、飽和したハイライトやネオンなどガマット外の色にも対応できる余裕のある処理が可能です。
Cineon Film Log :
Cineonガンマでスキャンされたフィルム映像のカラーグレーディングや、Cineonタイムラインでのフィルムライクなワークフローに適しています。
Dehancer Pro がサポートするカラースペース:Rec.709, Rec.2020(SDR), Apple Gamma 2.0, ACEScct AP1, DVR WG Rec.709, DVR WG Intermediate, Cineon Film Log
Defringe は、元の映像に含まれる色収差(フリンジ)を除去するための機能です。これにより、Halation や Bloom といった Dehancer の効果に干渉してしまう不要な色のにじみを抑え、より自然で美しい仕上がりを実現します。
※対応するOSバージョンにつきましては、「After Effects 必要システム構成」と「Premiere Pro 必要システム構成」をご参照ください。
プラグインのテクニカルサポート提供は、Adobe社の「必要システム構成」内でのご利用が前提となります。Adobe社の「必要システム構成」で動作が保証されない環境でプラグインを使用した際に発生するトラブルへのサポート提供は致しかねますことご了承ください。
【Dehancer Pro 7.3.1 Adobe】<Win> デモ&正規版
【Dehancer Pro 7.3.1 Adobe】<Mac> デモ&正規版
製品のインストーラーは、デモ版、正規版を兼用しています。正規ライセンスの認証を行わない場合、デモ版(画面に×印が表示、Lut Generator機能は無効)として製品の全機能をお試し頂けます。
Dehancer Proのご注文の際には開発元サイトでのアカウント登録が必要になります。以下のページをご参照の上、事前にアカウント登録をお願いいたします。ライセンスはご登録アカウントに紐づけされる形となります。