Topaz Video AI クイックスタートガイド

Topaz Video AI には、以下5通りの方法で映像ファイルを読み込めます。

• アプリを開いて「Browse Videos」を選び、対象ファイルを指定
• 画面上をクリックしてファイルブラウザーを開く
• 映像ファイルをアプリにドラッグ＆ドロップ
• 「File」メニューから「Import」を選択
• キーボードショートカット：Ctrl+i（Windows）、Cmd+i（macOS）

画像シーケンスをインポートする場合

読み込み画面右下で「Video Files」から「Image Sequences」に切り替えます。

• 全フレームが同一フォルダ内にあること
• フレーム番号が連続していること
• 最低5フレーム以上が揃っていること

映像を読み込むとポップアップが表示されます。「Start from scratch（補正なし）」か、「Start from preset（プリセットで開始）」を選択できます。

中央ボタンで一覧をスクロールし、お気に入りのプリセットを保存することも可能です。

ファイルをインポートすると、以下の構成のメイン画面が表示されます。

• Player (再生プレイヤー)
• Video Edit Toolbar (映像編集ツールバー)
• Video Library (動画ライブラリ)
• Previews/Exports Queue (プレビュー／エクスポートキュー)
• Playback (再生コントロール)
• Player Modes (プレイヤーモード切替)
• Render Preview (プレビュー再生)
• Controls Sidebar (コントロールサイドバー)
• Codec Settings (コーデック設定)
• Export Menus (エクスポートメニュー)

Video-In/Out Information (映像の入出力情報)

「Enhancement（高品質化）」および「Frame Interpolation（フレーム補完）」の各カテゴリーでは、入力される解像度やフレームレートの情報を確認できます。

Enhancement（高品質化）カテゴリーでは 出力解像度として常に元のサイズが表示されます。ここで最終的な出力解像度を変更することもできます。

※非正方ピクセルの動画ファイルを使用している場合は、元のピクセルタイプを維持するか 正方ピクセルに変換するかを選択できる追加のメニューが表示されます。

同様に、フレーム補間のセクションでは初期設定で元のフレームレートが表示されます。ドロップダウンメニューから選択するか、任意の数値を直接入力することでカスタムのフレームレートに変更できます。

フィルターの選択

Topaz Video AIの各フィルターは、インターレース解除、フレームレートの調整、スローモーション映像の生成など、特定の処理タスクに合わせて個別に学習されています。使用したいフィルターはトグルスイッチで有効にできます。パフォーマンス向上のため、1ファイルにつき最大2つまでのフィルター使用を推奨します。

プログレッシブ形式の動画を使用している場合、初期設定では「モデルディスカバリー」が有効になっており、状況に応じてどのプログレッシブAIモデルがどのように機能するかの視覚的なプレビューと簡単な説明が表示されます。

モデルディスカバリーのカルーセル表示を使用したくない場合は、右側にある三本線のボタンをクリックすることで無効にできます。代わりに選択可能なAIモデル名とそれぞれの機能を簡潔に説明したリストが表示されます。

コーデック設定

Codec Settings (コーデック設定) メニューでは、エクスポート時のエンコーダー・コンテナ形式・オーディオ設定を選択できます。

「Codec Settings」タブをクリックするとメニューが開きます。ここで最終出力ファイルの各種パラメーターを設定できます。

「Codec Settings」で最適な設定にしてプレビューを確認したら、エクスポートの準備完了です。

• 「Quick Export」で自動的に名前付け＆入力ファイルと同じ場所に保存
• 「Export As」で保存場所やファイル名を指定可能
• クラウドエクスポート機能を使えば、重い処理も端末に負荷をかけずに実行できます（別途クラウドクレジットが必要）

以上で、Topaz Video AI の基本的な使い方は完了です。簡単操作で高品質な映像補正とアップスケールをぜひお試しください！