2025年3月27日リリースのAfter Effects 25.2以降、Deep Glow v1.6.2以前のバージョンはAfter Effectsにブロックされてエフェクト欄に表示されなくなります。今回のアナウンスは最新のAfter Effectsを利用しない場合や、既にDeep Glow v1.6.3をご利用のお客様には影響はありません。
After Effects 25.2以降の Deep Glow v1の動作につきまして
AE v25.2 以降での Deep Glow の動作について
2025年3月27日リリースの After Effects v25.2 以降、Deep Glow v1.6.2 以前のバージョンはロードされなくなり、After Effectsのエフェクト一覧に表示されなくなります。
これは古いバージョンの Deep Glow によってシステムクラッシュが多発したため、Adobe がプラグインのロードをブロックを決定したためです。この問題の原因はMFR (マルチフレームレンダリング) 対応の過程で Plugin Everything が不安定なバージョンが複数リリースしたことに起因します。一部のバグ修正がビジュアルの互換性を損なう可能性があったため、古いバージョンを使い続けているユーザーも多いと考えられます。
古いバージョンの Deep Glow を使用している場合の選択肢
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After Effects v25.1 以前を使用し続ける / After Effects v25.2を利用しない
→ Deep Glow v1.6.2以前のバージョンはこれまで通り動作します。 -
After Effects を最新バージョンに更新し、Deep Glow を v1.6.3 にアップデートする
→ バージョンによっては設定の調整が必要です。
Deep Glow v1.6.3 へのアップデート時の注意点
アップグレードするバージョンによっては、特定の設定の影響で見た目が変わる可能性があります。
v1.6.0 以降からのアップデート
影響: レイヤーマスクを使用している場合の色収差 (クロマティック・アベレーション) の変化
対応策: Buffer Expansion を “Auto” ではなく “Compatibility” に設定する
v1.5.4 以前からのアップデート
影響: Unmult 無効時のグローの明るさが大きく変化
対応策: Unmult を常に有効にする (Solid Composite でアルファを除去しても可)
v1.4.6 からのアップデート
影響: ガンマ 1.0 の環境でガンマ補正の動作が異なる
対応策: Auto Gamma Detection を無効にせず、設定を確認する
v1.4.0 未満のバージョンを使用している場合:
v1.6.3 では内部構造が大幅に変更されているため、アップデート後のビジュアルの変化に注意してください。