映像寿司 石井塁氏 による Mercalli V4 Stand Alone 解説
CMOS歪曲除去機能を搭載し、カメラの揺れや振動を自動解析してリアルタイムで補間するスタンドアロンのビデオスタビライザー、Mercalli V4 Stand Aloneをの利用方法を映像寿司 石井塁氏に解説していただきました。
Mercalli V4 Stand Alone
Mercalli V4 Stand Alone は、CMOS歪曲除去機能搭載の、カメラの揺れや振動を自動解析し、リアルタイムで補間する、スタンドアロンのビデオスタビライザーです。
ホストアプリケーションに搭載されるソフトウェアスタビライザーは、カメラの揺れは処理できますが、CMOS、アクションカメラや一眼レフ、プロフェッショナルカメラのセンサーに起因する歪みや揺らぎ、伸縮などを除去することができません。
唯一 Mercalli V4 Stand Alone だけが、CMOSの歪曲と、カメラの揺れの両方を修正することができます。しかも、面倒なパラメーター調整の必要なしで自動除去します。
本チュートリアルでは、手振れやCMOSの歪みのある映像を使い、Mercalli V4 Stand Alone の基本的な使い方を紹介します。
インターフェイス解説
1) ローリングシャッター補正
揺れやCMOSの歪みを補正を設定します。揺れの激しい映像の場合、映像の歪みが発生します。その場合は振動/Wobbleを選択します。
2) カメラの動きを平滑化
スタビライゼーションカメラを選択します。デフォルトで設定されている通常カメラはどんなケースでも映像を改良できますが、スポーツカム、移動カメラ、固定カメラから特定の状況を選択することも可能です。
※フォレンジックカメラを選択すると、スタビライズのかかり具合を確認することができます。
3) 使用されたカメラオプティクス
フィッシュアイを補正する場合に使うプリセットです。デフォルトではフィッシュアイなしが選択されています。
4) エッジを表示しない
エッジを表示しないにチェックを入れ、スライダを調整することでビデオのエッジ部分を調整することができます。
5) パンショット補正
ビデオの動き全体のバランスを調整します。スライダを右に動かすと、スタビライズは大きくなりビデオの揺れがより軽減されます。
6) 表示モード
画面を分割して適用前後を確認したり、適用結果だけを表示することができます。